【報道紹介】札幌市南区で児童に対する不同意性交等事件で逮捕

【報道紹介】札幌市南区で児童に対する不同意性交等事件で逮捕

児童への不同意性交等による刑事事件起訴前の示談解決について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

【報道解説】

札幌市内の住宅やレンタルスペースで、16歳未満の少女に対して、いかがわしい行為をした上で、スマートフォンで動画を撮影したとして、札幌市白石区在住の配送業の男性(26歳)が、不同意性行等児童買春児童ポルノ禁止法違反の疑いで、札幌方面北警察署で逮捕された。
男性は、令和6年3月26日に、SNSを通じて知り合った16歳未満の少女を、札幌市南区の住宅に呼び出し、いかがわしい行為をした上で、スマートフォンで動画を撮影し、児童ポルノ製造した疑いが持たれている。
また4月2日にも、札幌市中央区のレンタルスペースで、被害者の少女に対し、前回と同じような行為をして、動画を撮影した疑いが持たれている。
札幌方面北警察署は、押収した男性のスマートフォンなどの証拠品から、余罪について捜査を進める過程で、今回の容疑が浮上し、8月14日午後に、男性を逮捕した。
札幌方面北警察署の取調べに対して、男性は「性的欲求を満たすためにやりました」と容疑を認めているとのこと。
(令和6年8月14日に配信された「HBC北海道放送」より抜粋)

【16歳未満の児童に対する不同意性交等罪】

令和5年7月に施行された刑法改正により、従来の強制性交等罪の規定が、新しく不同意性交等罪に変わりました。
16歳未満児童に対して性交等をした場合には、たとえ児童側に性交等に対する同意があったとしても、原則として不同意性交等罪が成立し、刑事処罰を受けるとされています。

ただし、被疑者と児童との年齢差が5年未満の場合には、児童側に同意があれば、不同意性交等罪は成立しないという規定があります。
その場合でも、18歳未満児童とのわいせつ行為等により、青少年健全育成条例違反などの別の犯罪が成立する可能性があるため、注意が必要です。

【弁護士による事件起訴前の示談解決】

刑事事件を起こした際には、自分が選んで依頼する私選弁護人か、あるいは国が選任する国選弁護人に、事件の弁護活動を依頼することができます。

刑事事件起訴される前の段階においても、私選弁護人を選任することで、被害者側との示談交渉を試みて、示談成立による不起訴処分や刑罰軽減を目指すことが重要です。
起訴前の示談成立によって、不起訴処分を得ることができれば、その後に刑事処罰を受けることはなく、前科が付くことはありません。

一定の条件を満たした場合には、刑事事件起訴される前の被疑者段階でも、国選弁護人弁護依頼することができるとされています。
刑事訴訟法によると、以下の条件が、起訴前国選弁護人の要件とされています。

・死刑又は無期若しくは長期三年を超える懲役若しくは禁錮に当たる事件
・被疑者に対して勾留状が発せられていること
・被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選任することができないこと
・被疑者以外の者が選任した弁護人がないこと、かつ、被疑者が釈放されていないこと

被疑者が逮捕勾留されていない事件の場合や、起こした事件の刑罰の法定刑が国選選任要件に満たない場合には、起訴前の段階では、国選弁護人選任することができないことになります。
また、国選弁護人は、弁護士の候補者一覧の中から国が無作為に選ぶ形式になるため、示談交渉などの弁護活動に、積極的に働きかけてもらえない可能性も考えられます。
国選弁護人を選任できないケースでは、自分で私選弁護人に依頼して、被害者との示談交渉に動いてもらう必要があります。

まずは、不同意性交等事件が発生してから、できるだけ早期の段階で、刑事事件に強い弁護士に法律相談することが重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、逮捕当日に、逮捕されている留置場に弁護士を派遣する、弁護士初回接見サービスのご依頼も承っております。

札幌市南区不同意性交等事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の評判のいい弁護士にご相談ください。

 

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