身に覚えがないのに逮捕されたら

身に覚えがないのに逮捕されたら列車内で痴漢と間違われて逮捕された,という話は聞いたことがあると思います。捜査は人が行うものであるため,誤認逮捕のリスクはどのような犯罪にも存在します。それは援交・淫行トラブルにおいても同様です。もっとも,援交・淫行トラブルの場合は,他の犯罪における誤認逮捕とはやや異なる側面もあります。

一般に,誤認逮捕とされるケースでは,事実関係そのものを争っています。痴漢事件であれば,そもそも痴漢行為はしていない,という弁解になります。援交・淫行トラブルにおいても,そもそも相手方児童・青少年と性行為に及んでいない,という弁解はもちろんあり得ます。

しかし,援交・淫行トラブルで多いのは,「相手が18歳未満だとは思わなかった」という弁解です。18歳未満の児童・青少年と性行為に及んでいたとしても,18歳未満であることを知らなかった場合には,犯罪は成立しません。つまり,相手方が18歳未満であることを知らないにも関わらず逮捕された場合には,身に覚えがない逮捕ということになります。

ここで注意しなければいけないのは,逮捕されて捜査機関から取調べを受けることで,「本当は18歳未満だと分かっていたのだろう」と押し切られて,供述調書が作られてしまうことです。捜査段階で作成された供述調書は,裁判において極めて重要な証拠になります。裁判になってから唐突に「実は18歳未満だと知らなかった」と真実を語りだしても,裁判所に信じてもらえないのが実情です。

逮捕されると,当然のことながら外界との接触を断たれた状態で捜査機関による取調べを受けることになります。突如として日常生活から切り離され,不安に苛まれた状態では,取調べに気圧されてしまう危険があります。また,援交・淫行トラブルでは,相手方児童・青少年と性行為等に及んでいることは確かなので,後ろめたさから,虚偽の自白をしてしまうおそれもあります。

このような虚偽自白のリスクは,事前に弁護士に相談することで適切な対応が可能です。弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,刑事事件・少年事件を専門に扱う弁護士事務所として,取調べにあたって必要なアドバイスをさせていただきます。先に述べたように,刑事事件は初動対応が肝心です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,逮捕された方のもとに迅速にお伺いして必要なアドバイスを行う,初回接見サービスを実施しております。援交・淫行トラブルでお悩みの方は,ぜひ一度ご相談ください。

 

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