兵庫県三木市の淫行事件

兵庫県三木市の淫行事件

~事件例~

Aさんは、出会い系アプリで知り合った17歳の女子高生Vと、兵庫県三木市内のホテルで性交してしまいました。
Vは帰宅後、帰宅時間があまりにも遅いことを親に咎められ、Aとの性交について話しました。
親は激怒し、兵庫県警察三木警察署被害届を提出しました。
Aさんは兵庫県警察三木警察署の警察官から「1月20日に、ちょっと聞きたいことがあるから署まで来てほしい」と言われ、非常に不安な状況です。
(フィクションです)

~「淫行」とはどのような犯罪か?~

いわゆる「淫行」の罪とは、18歳未満の者と性交又は性交類似行為を行う犯罪であり、各都道府県の条例で禁止されています。
兵庫県青少年愛護条例第21条は、「何人も、青少年に対し、みだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない」と規定しており、これに違反し、裁判で有罪が確定すれば2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。

~淫行に関する重要な判例~

淫行に関する重要な判例として「福岡県青少年保護育成条例事件」(最高裁昭和60年10月23日大法廷判決)があります。
同判例は、「『淫行』とは、広く青少年に対する性行為一般をいうものと解するべきではなく、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心神の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為をいうものと解するのが相当である」と判示しました。
以上によれば、婚約中の青少年又はこれに準ずる真摯な交際関係にある青少年との間で行われる性行為は「淫行」という概念に含まれないことになります。
もっとも、出会い系アプリでたまたま知り合い、深い付き合いがあるわけでもなく、出会った後にすぐ性交してしまった、というようなケースにおいて、上記の判例を持ち出し、「淫行」に該当しないと主張しても、認められるハードルは極めて高いと言わざるを得ません。

~Aさんはどうするべきか~

Vと示談をすることをおすすめします。
在宅で捜査が行われる場合、警察は、警察段階での捜査が熟したあと、事件を検察官に送ります(書類送検)。
検察官はAさんを起訴するか、または不起訴にするかを決定します。
それまでにVとの示談を成立させ、被害届を取り下げてもらった上、「Aの厳罰を望まない、寛大な処分を望む」趣旨の書面を差し入れてもらうことができれば、不起訴処分(裁判にかけられず、前科もつかない)を獲得できる可能性も高まりますし、もし起訴されてしまっても、より軽い刑で済む可能性が高まります。
もっとも、Aさん本人がVと示談することはおすすめできません。
加害者であるAさん本人がV側に赴いても、怒りを買い拒絶されることや、逆に不当な条件を飲まされるおそれが考えられます。
法律及び示談交渉のプロである弁護士示談交渉を依頼し、AさんとVの間に立って窓口になってもらうことが最適であるといえます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、刑事事件に熟練した弁護士が多数在籍しており、淫行事件を多数扱ってきた実績があります。
初回相談は無料です。
取調べに臨む前に、弁護士と相談することにより、今後の見通しや、取調べの対応方法について助言を受けていただくことができますし、事件について他人に打ち明けることにより、心理的な安心感も得ることができます。
相談の際に、示談を行う意義、示談交渉のプロセス、交渉に必要な費用について案内させていただくこともできます。
相談予約は24時間受け付けておりますので、お気軽にお電話ください。(0120-631-881)
(兵庫県三木警察署への初回接見費用:42,600円)

 

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