援交・淫行トラブルを起こしてしまった場合,真っ先に気にされるのは逮捕や裁判のおそれかと思われます。もっとも,他にも気になることはあると思います。その一つが職場や学校に事件のことが発覚してしまうことです。ここでは,会社等に事件を起こしたことが知られる可能性や,それに対する対策について説明していきます。
一般に,刑事事件が職場や学校に事件のことが知られてしまうパターンは,主として3つあります。
1つは,警察が職場や学校に連絡をして事件が発覚するパターンです。
- 事件の現場が職場や学校である(学校の更衣室でのわいせつなど),
- 被害者が職場や学校関係者である(学校の生徒を買春したなど)
といった場合は警察が会社等に連絡をします。
2つ目は,事件報道によって会社等に発覚してしまう場合です。①重大事件である,②事件を起こした人が公務員等の特殊な地位にある場合は,実名報道がされて会社等に発覚してしまう可能性が高いといえます。
上に述べたパターンは,起こした事件の内容や事件を起こした人の地位に影響するため,すべての人に当てはまるわけではありません。
しかし,これから述べる3つ目のパターンは,刑事事件を起こしてしまった人すべてに起こり得るものです。それは,逮捕後,勾留(逮捕の期間を延長することを指します)されてしまい,長期間,留置所から出られなくってしまった場合です。勾留が決定した場合,最大で20日間,留置所に拘束されます。逮捕,勾留されている間は,当然ですが外部と自由に連絡をとることができません。それゆえ,連絡がとれないまま無断欠勤,欠席が続いてしまい,職場や通学先がご家族に問い合わせて事件が発覚してしまうおそれがあるのです。
援交・淫行トラブルは,事件が起きてからだいぶ時間が経ってから警察の捜査が開始されることも少なくありません。突然の逮捕から勾留が決定されてしまうと,上で述べたように,職場や通学先に事件のことが知れてしまうことがあります。逮捕や勾留のリスクを下げていくには,弁護士に相談のうえ,警察官や検察官,裁判官との対応を進めていく必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,刑事事件・少年事件を専門に取扱う弁護士事務所として,逮捕・勾留によって事件が職場や通学先に発覚しないように,迅速な対応を行います。
援交・淫行トラブルを起こしてしまったことを会社や学校に知られたくないとご不安な方は,まずは一度お電話ください。