東京都江東区の淫行で示談
~事件~
東京都江東区在住のAさんは、同区内の会社に勤務するサラリーマンです。
Aさんは、以前から路上でナンパし女性をひっかけるといった行為を得意としており、週末には若い女性を中心に声を掛けて遊びに誘っていました。
ある日、制服姿のVさん(17歳)を見かけ声を掛けたところ、少しだけならという条件で食事に出かけました。
その後、AさんとVさんは連絡を取り続け、週に一度デートする間柄の関係で交際を始め、半年後には性交渉をする関係となりました。
しかし、AさんとVさんの交際がVさんの両親に発覚し、Vさんの両親が警視庁城東警察署に通報したことで刑事事件に発展することになりました。
Aさんは、真剣に交際していたことを主張し淫行には該当しないと考えましたが、事件を早期に解決するため刑事事件に強い弁護士に示談交渉を依頼しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【淫行で示談】
まず、淫行とは各都道府県の条例で定められている青少年(18歳未満の者、男女は問わない)と性行為やわいせつな行為をした場合に成立する犯罪です。
また、青少年に対し性交渉やわいせつな行為をする際に金銭を支払っていた場合には、児童買春という犯罪に該当する可能性もあります。
淫行は、都道府県により罰則が異なりますが、逮捕後に正式に起訴され有罪判決を受けると、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられることになります。
被害者のいる犯罪の刑事事件において、被害者との示談交渉は刑事罰軽減に大きな効果があり、淫行の場合にも同じことが言えます。
示談を当事者間ですることはなかなか難しいため、加害者側が弁護士を立てて被害者と示談交渉をするのが一般的です。
示談交渉の場で示談金額や宥恕(緩やかな処罰感情)を書面に記載するかどうかの話し合いが行われます。
【示談金の相場】
実際に淫行で支払う示談金の相場は、事件によって大きく異なります。
お互いに恋愛感情があった場合や加害者と被害者の年齢が近い場合(19歳と17歳の交際等)には、少額の示談金で済むケースもあります。
一方で、加害者と被害者の年齢が大きく離れている場合(50歳と16歳等)や恋愛感情が全く認められない場合には、被害者の親権者の処罰感情が高まり、その結果示談金が高くなる傾向にあります。
金銭の授受(食事代を払う等)をしていて児童買春にあたるような場合には、より示談金が高額になります。
性交渉を無理強いしており強制性交等罪にあたるような場合など事件内容によっては、示談金が100万円を超えるような高額になる場合もなくはありません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、淫行事件での示談交渉の実績が多数あります。
法外な示談金の請求を防ぐことや刑事罰軽減に最適な形で示談交渉を締結することも可能ですので、淫行の示談交渉の相談は弊所までお問合せ下さい。
(警視庁城東警察署の事件の初回法律相談:無料)